2024年9月17日午後、MacBook Airで仕事をしていると、セキュリティソフトの「ESET Cyber Security Pro」から通知があった。
OSをアップグレードしましょう的な内容で、OSのダウンロードや更新には時間がかかるので仕事終わりの夜に作業することにした。
何も考えずにやってしまったことが、大きなつけを払うことになる。
MacBook Airのネットワークが接続不能に!
何ごともなくmacOS Sequoia 15にアップグレードされたので、どんな機能が追加されたのか確認することに。
まずはネットで情報を集めてから動かしてみようと思ったが【つながらない!?】。
同時タイミングでiPhoneもiOS 18にアップグレードしたので、“こっちもネットにつながらないのかな?”とSafariで動作確認をすると生きている。
ということは、自宅のネットワーク、Wi-Fiが死んでいるわけではない。
試しにテザリングでiPhoneのキャリア通信でMacBook Airに接続するも、つながらない。
どいうことだ?
iPhoneでトラブルの原因を情報収集
・ネットワークにつながらい。
・それ以外には問題がなさそう
iOS 18にアップグレードしたiPhoneで原因を探ることに。
「perplexity」のアプリに「mac OS 15 にアップグレードしたらインターネットにつながらない。原因と対策を教えて?」と相談してみた。
すると、考えられる原因として以下の4つを挙げてくれた。
1. Wi-Fi設定の不具合
2. ネットワーク設定の問題
3. セキュリティソフトウェアの干渉
4. macOSの不具合
対処法は以下の7つ
1. Macを再起動する
2. Wi-Fi設定を確認する
3. ネットワーク設定をリセットする
4. セキュリティソフトウェアを確認する
5. 外部デバイスを取り外す
6. macOSを最新版に更新する
7. Appleの診断ツールを使用する
なかでも気になったのが、4番目の「セキュリティソフトウェアを確認する」
情報として、特に「ESET Cyber Security Pro」などのセキュリティソフトウェアが問題を引き起こしている可能性があります。一時的に無効にするか、アンインストールしてみてください」とあるのだ。
Appleの診断ツールでは何もわからなかった。
ESET Cyber Security Proをアンインストール
「perplexity」の言うとおりにESET Cyber Security Proを、Macの最適化・メンテナンスソフト「CleanMyMac X」でアンインストールしてみた。
でも、ネットワークにはつながらない。
夜も遅くなったので、嫌な気持ちを抱えながら翌日に対応することにした。
MacBookPro 15インチが復活
翌朝を迎えたが、解決に結びつく情報は見当たらない。
とはいえ、目の前の仕事を進めなくてはいけない。
ということで、2017年に購入した「MacBookPro 15インチ(2.6GHz/256GB)」を復活させた。
念のため、昨夜からUSB-Cケーブルで充電だけは済ませておいたのだ。
Intel Macはネットワークにちゃんとつながる。
ただし、バッテリーをクリックすると、修理を推奨する表示がポップアップされた。
でも、MacBook Airの修復より、MacBook Pro 15インチで仕事を再開することが優先。
2台で使用できる買い切りの「Microsoft Office Home & Student 2021 for Mac」や「Slack」など最低限必要なソフトをインストールして、仕事を再開した。
ESETからメールが届く
2024年9月18日17時32分。ESETを販売するキヤノンMJからメールが届いた。
ESET製品は、現行プログラムでは「macOS Sequoia 15.x」に対応しておりません。
「macOS Sequoia 15.x」に対応したプログラムのご提供に向けて現在準備中です。「macOS Sequoia 15.x」で非対応のESET製品をご利用いただくと
ネットワークが接続不可となる可能性があります。お客さまには大変ご不便をおかけいたしますが、
OSのアップグレードは対応したプログラムのご提供まで
お待ちいただきますようお願いいたします。「macOS Sequoia 15.x」への対応状況については、
下記Webページにて適宜公開していますので、ご確認ください。出典:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
「macOS Sequoia 15.x」で非対応のESET製品をご利用いただくとネットワークが接続不可となる可能性があります、ではなく接続不可になるんです。
公式サイトのサポートページを確認すると、対象となるのは「ESET Cyber Security Pro」。
ESET Cyber Security Pro V6のプログラムをご利用の場合に、OSをアップグレードすると、ネットワーク接続不可となる現象を確認しています。不具合への対応策は現在確認中です。
とのことで、対応予定は未定だ。
思い返せば、ここまでの状況にはならなかったものの、MacがOSをアップグレードしても直ぐに対応版はリリースされず、かなり時間が経ってから対応したバージョンが配布されることが多かった。
対応していないなら「ESET Cyber Security Pro」でOSのアップグレードのレコメンドはしないでよ。
せめて、まだ対応していないから待っててね、ぐらいのアナウンスがあってもいいのに。
ESET Cyber Security Proの対応待ちしか手はなさそう
「perplexity」は、ほかの原因についても可能性を示しているが、高い確率で「ESET Cyber Security Pro」だろう。
もしくは、他の要素との合わせ技も考えられるが。
ということで、「ESET Cyber Security Pro」の対応を待つしかない。
あれこれMacBook Airをいじっても余計に不具合を発生しかねないので。
Intel Macとはいえ、7年前の「MacBook Pro 15インチ」があってよかった。がんばってくれているし。
もし代替機がなかったらどうしていたのだろうと、考えるだけで怖い。
あれこれインタビューや情報を集めて記事化する仕事がメインなので、ネットワークにつながらないことでの影響の大きさも痛感した。
ほんとうに修復できるのだろうか?
後日談で「あんなこともあったね」で済めばいいのだが、「ESET Cyber Security Pro」のmacOS Sequoia 15.対応版をインストールすれば、完全に問題は解決するるのだろうか。
これは時を待つしかないので考えても仕方がないが、一抹の不安を感じさせる。
もし直らなかったら、データをバックアップした後にMacBook Airを初期化して、ソフトを入れ直すしかないのかな.....
いずれにしても、早くなんとかして欲しい。