Amazonや楽天市場などのネットショッピングやオンライン銀行など、アプリを含めたネットサービスで欠かせないのがログイン設定。
なかでも、パスワードの設定は“どうしようかな?”と、ついつい同じパスワードを使い回してしまうこと、ありませんか?
また、「パスワードは定期的に変更する」「英字は大文字・小文字を組み合わせる」ことが推奨されていますが、その都度パスワードを考えるのはかなり面倒です。
そこで、複雑なパスワードをランダムに自動生成してくれるMacアプリ『PwGenerator』を使うことにしました。
ここでは、『PwGenerator』の使い方をご紹介しますが、その前に安易なパスワードによる危険性についてもふれてみたいと思います。
こんな方におすすめ
- 同じパスワードを使い回している方
- パスワードの変更依頼が頻繁にある方
- パスワードを考えるのが面倒な方
- 簡単に複雑なパスワードを設定したい方
- 複雑なパスワードを手軽に管理したい方
どんなパスワードがNGなのか
世界的なサイバーセキュリティー企業「マカフィーの公式サイト」を参照すると、簡単なパスワードを設定していると、数秒もかからず破られてしまうそうです。
さらに、「マカフィーの公式サイト」では、破られないパスワードとして、5つの条件を挙げています。
2つの画像を参照すると、「英字(大文字・小文字を組み合わせる)+数字+記号」にして、文字数を長くするのが、セキュリティー対策として優秀なパスワードになるようです。
でも、そんなパスワードをどのようにつくればよいのか、つくれたとしても忘れてしまっては元も子もありませんよね。そこで…
『PwGenerator』で、パスワードをランダムに自動生成してみた
『PwGenerator』は、パスワードや無線LANキーをランダムに自動生成してくれるMac専用のアプリ。価格は執筆時点で120円。
『PwGenerator』にはパスワードの種類が4つあり、WEP・WPA/WPA2は無線LANキーのパスワードのつくる際に使用します。
- Normal
- Long
- WEP
- WPA/WPA2
また、自動生成するパスワードに含む文字の種類を4つから選べます。
もちろん、すべてにチェックを入れた方がより複雑になります。
- Capital letters(大文字)
- Small letters(小文字)
- Degits(数字)
- Symbols(記号)
文字数は、自動生成されるパスワードの下にあるスライダーで調節が可能です。
ただし、せっかく文字の種類を多くしても、文字数が短いとパスワードの強度(Strength)が黄色信号に。
さらに短くすると赤信号になってしまいます。
ログイン設定で文字数の指定が〇文字以内と短いものでない限りは、パスワードの強度が緑色になるように設定してみましょう。
また、ブラウザアプリ『Safari』でも、パスワードを自動生成しつつiCloudに保存。
iPhoneやiPadなど複数デバイスで共有できるので便利ですが、文字数や文字の種類が選べず、Safariでなければ自動入力できないのが難点。
テレワークでクラウド上のファイルを他の人と共有するときも、安全性の確保からパスワードを設定するなど、1回だけ使う場面も多く出てきているので、『PwGenerator』のような柔軟に活用できるアプリが1つあると便利だと思います。
パスワードの管理は『1Password』で
『PwGenerator』は安価なわりに直感的に使えるので便利ですが、機能はパスワードをランダムに自動生成してくれるだけ。
複雑なパスワードを忘れないためにも、メモアプリやExcelなどで整理しておくのではなく、パスワード管理アプリで一元的に保管しつつ、自動ログインなどのアクセスのしやすさを実感してみましょう。
筆者が活用しているのは、パスワード管理アプリの定番『1Password』です。
かれこれ10年以上活用しているアプリですが、特に面倒なトラブルもなく快適に使っています。
主な特徴
・安全性の高いパスワードを自動生成。
・パスワードの変更が簡単。
・パスワードは暗号化して厳密に保管。
・複数のデバイスで同期ができる。
・ウェッブサイトやアプリに1クリックでログイン。
・クレジットカードや銀行口座など、パスワード以外の情報も保管。
・パスワードの重複や漏洩をチェックしてくれる。
今回は、パスワード自動生成アプリ『PwGenerator』の紹介なので、詳細は別の機会としますが、『1Password』は持っていて安心、使って簡便なアプリなのでおすすめです。
App Storeや1Passwordの公式サイトのほか、ソースネクストでは公式価格よりお得に購入することができるので、機能詳細の確認など興味のある方はどうぞ。
ちなみに、『1Password』の公式サイトでは、無料でパスワードを自動生成ができます。
毎回、公式サイトにアクセスする手間がありますが、お金をかけずに複雑なパスワードをつくりたい方は、こちら から確認してください。
image・source: マカフィー
image: 写真素材ダウンロードサイト【写真AC】