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【 ConoHa AI Canvas】ブラウザで高品質のAI画像を生成するStable Diffusion XL を試してみた

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【 ConoHa AI Canvas】ブラウザで高品質のAI画像を生成するStable Diffusion XL を試してみた

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2024年8月1日、GMOインターネットグループが「ConoHa AI Canvas」のサービスを開始しました。

ザックリ言うと、Stability AI社の画像生成AI「Stable Diffusion XL」でをブラウザ上で活用して高品質な画像を枚数制限や機能制限なく生成できるAI画像生成サービスです。

 

では、AI画像生成の知識や利用がIほぼない初心者である筆者がどこまで簡単に使いこなすことができるのか、サービスの特徴やメリット・デメリット、使い方と合わせて、ファーストインプレッションをご紹介します。

 

ConoHa AI Canvasとは? サービスの特徴は?

Image: ConoHa AI Canvas

以下に主な特徴をまとめてみました。

Stable Diffusion XLを採用した高品質の画像が簡単に生成

ConoHa AI Canvasは、Stability AI社が開発した“繊細で高品質な画像が生成できる”と評価が高い「Stable Diffusion XL」を採用。通常、「Stable Diffusion XL」を利用するためにはパソコンにNVIDIAのグラフィックボードが必須ですが、NVIDIAの高性能GPUをクラウド上で利用するので、いま使っているパソコンで簡単に高品質の画像生成ができます。

 

初心者でも気軽にできる、ブラウザ上でのライトな操作

このサービスの最大の特徴は、専門知識がなくてもいま使っているPCで誰もが簡単に操作できること。自分のPCのブラウザから「WebUI(Stable Diffusion)」にログインして、画面上の直感的なインターフェースを操作するだけで高品質な画像を生成できます。コントロールパネルとWebUI(Stable Diffusion)は日本語表示に対応(要設定)しており、初心者でも使いやすいUI設計になっています。

 

国内データセンターの利用で高いセキュリティと高速通信を実現

多くの画像生成AIサービスが海外に拠点を持つなか、ConoHa AI Canvasは国内のデータセンターを利用しているので以下のメリットがあります。

1. データの安全性向上:国内法規制に準拠したデータ管理が可能です。
2. 通信速度の向上:国内サーバーを使用することで、海外サービスと比べて低遅延での利用が可能です。
3. ユーザーへの安心感提供:特にデータセキュリティに敏感な企業ユーザーにとって、重要なポイントとなります。

 

これらの機能や特徴・メリットにより、ConoHa AI Canvasは、高品質なAI画像生成を誰もが手軽に安心して利用できるサービスとなっています。クリエイターやビジネスパーソンだけでなく、AI画像生成に興味を持つ一般ユーザーにとっても魅力的なプラットフォームだと思います。

 

ConoHa AI Canvasのメリットとデメリット

ConoHa AI Canvasには、ユーザーにとって魅力的なメリットがある一方で、考慮すべきデメリットも存在します。それぞれの特徴を確認していきましょう。

 

メリット

専門知識や高性能PCが不要
専門的な技術や知識がなくても、ブラウザさえあれば誰でも簡単に高品質なAI画像を生成できます。高価なグラフィックボードを搭載したPCを用意する必要がないため、初期投資を抑えられます。

生成枚数や画風に制限なし
ほかのAI画像生成サービスでよく見られる月間生成枚数の制限がありません。また、特定の画風に縛られることなく、多様なスタイルの画像を自由に生成できるため、クリエイティブな表現の幅が広がります。

クラウド上での画像管理
生成した画像はクラウド上で管理されるため、デバイス間でのデータ共有が手軽にできます。また、ローカルストレージの容量を気にしないで大量の画像を保存できるのも魅力的です。

 

デメリット

月額料金と従量課金の併用
基本的な月額料金に加えて、使用量に応じた従量課金が発生します。これにより、利用頻度が高い場合やハイスペックな画像を多く生成する場合、予想以上にコストがかかる可能性があります。

類似サービスと比較した際の制限事項
ほかの有名なAI画像生成サービスと比べると、一部の機能や柔軟性に制限がある可能性があります。たとえば、特定の高度な編集機能やほかのAIツールとの連携機能などが限られている場合があります。

これらのメリットとデメリットを踏まえ、自身の利用目的や予算に合わせてConoHa AI Canvasの活用を検討。専門知識不要で手軽に利用できる点は魅力的ですが、コスト面や機能の制限については慎重に評価する必要がありそうです。

 

料金プランと選び方

ConoHa AI Canvasは、ユーザーのニーズに合わせて3つの料金プランがあります。各プランの特徴と月額料金、適した利用者像を以下の画像の通りです。

 

エントリー、スタンダード、アドバンスの3プラン

エントリー スタンダード アドバンス
基本料金 990円/月 3278円/月 7678円/月
WenUI利用料金 6.6円/分
毎月1時間無料
6.6円/分
毎月5時間無料
6.6円/分
毎月13時間無料
ストレージ容量 30GB 100GB 500GB

 

各プランの特徴と適した利用者とは?

エントリープラン
AI画像生成に興味を持ちはじめた方や、個人的な用途で使用する方に最適。基本的な機能を低コストで利用でき、AI画像生成の可能性を探ることができます。

スタンダードプラン
定期的にAI画像生成を活用したい方、ブログやSNSでコンテンツを制作する方におすすめ。生成枚数無制限と高度な編集機能により創造性を存分に発揮できます。

アドバンスプラン
プロのクリエイターや企業の広告・マーケティング担当者など、高品質な画像を大量に必要とする方に適しています。最高品質の画像生成と優先サポートにより、プロフェッショナルな制作環境を提供します。

各プランは利用頻度や目的に応じて最適なプランを選択することで、コスパの高いAI画像生成が可能です。また、ニーズの変化に応じてプランの変更も可能です。

 

2024年8月31日までのリリース記念キャンペーンでお得に活用

Image: ConoHa AI Canvas

ConoHa AI Canvasのリリース記念キャンペーンについてザックリまとめました。
割引価格は、申込み初月のみに適用されるのでご注意ください。

・キャンペーン期間:2024年8月1日~8月31日23:59まで
・対象: キャンペーン期間中にConoHa AI Canvasを新規で申し込んだ全ての顧客
・内容:全プランの基本料金とWebUI利用料金が通常価格の半額で利用可能

 

インプレッション

・キャンペーンを利用してエントリープランに加入。
・ConoHaのレンタルサーバーを利用しているので、クレジットカードなどの個人情報を入力することなくスムーズに使えるようになりました。

ConoHa AI Canvasの使い方

Image: ConoHa AI Canvas

ConoHa AI Canvasの利用を開始するには、まず新規アカウントを作成する必要があります。以下の手順で簡単にはじめられます。

 

アカウント作成からログインまで

ConoHa AI Canvasの申し込みの流れは、手順が書かれたこちらの公式ページでご確認ください。

既存のConoHaアカウントがある場合は、コントロールパネルからAI Canvasを追加契約できます。

画像生成の基本操作

アカウント作成後、以下の手順で画像生成を行えます。

1. コントロールパネルにログイン
2. 「AI」セクションから「AI Canvas」を選択
3. 「WebUI起動」ボタンをクリック
4. WebUI(Stable Diffusion)を起動するために一時的に使うユーザー名とパスワードを設定・起動。(※)
5. WebUI(Stable Diffusion)のログイン画面で先程のユーザー名とパスワードを入力してログイン。
6. プロンプト・ネガティブプロンプトを入力し、画像品質など必要な設定を調整。
7. 「生成」ボタンをクリックして画像を生成。
8. 生成された画像はクラウド上で管理され、ファイルマネージャーからダウンロードできます。
9. 使用後は「WebUIの終了」クリックして終了。不要なインスタンスは削除します。

※WebUI起動・終了方法は、こちらの公式ページでご確認ください。
※ユーザー名とパスワードは、利用時に毎回設定する必要があります。
※WebUI起動時の注意点、WebUIの日本語化設定、機能拡張の追加方法などについては、こちらの公式ページでご確認ください。

 

高度な設定や拡張機能の活用法

ConoHa AI Canvasは、以下のような高度な機能を使いこなすことで、より高品質で目的に合った画像生成が可能になります。

コントロールパネルから簡単にWebUI(Stable Diffusion)を起動でき、生成した画像やモデルの管理も容易に行えまるので、初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズに対応できます。

1. モデルの切り替え:使用するCheckpoint(モデル)の選択・切替
2. サンプラーの調整:ノイズ除去や画像品質など画像生成アルゴリズムを微調整
3. LoRA(Low-Rank Adaptation)の使用:特定のスタイルや被写体に特化した学習モデルの適用

※Checkpoint、LoRA、ControlNetの追加方法は。こちらの公式ページでご確認ください。
※サービスの仕様については、こちらの公式ページでご確認ください。
※そのほかについては、公式ページ「よくある質問」でご確認ください。

 

インプレッション

・WebUI(Stable Diffusion)のログインに3分程度かかるのが気になりました。
・WebUI(Stable Diffusion)の日本語化設定は、手順通り行えば簡単です。
・プロンプトは機能拡張で日本語にも対応しますが、英語の方が指示に近い画像を生成するとのレビューが多かったので、日本語をDeepLで翻訳して試しました。
・思い描いた画像を生成することができません。ConoHa AI Canvasの公式サイトの作例では、高品質の画像が掲載されているので、プロンプトの書き方に問題ありそう。コツを覚えてから再トライしてみます。
・エントリープランは、WebUI(Stable Diffusion)で持ち時間の1時間が過ぎるとキャンペーン価格で3.3円/分(通常は6.6/分)の課金があるるので、作業中に時間が気になり焦ってしまいました。5画像程度を生成するのに約15分かかってしまいました。

 

商用利用における注意点

ConoHa AI Canvasを商用目的で利用する際は、以下の点に特に注意を払う必要があります。

 

利用規約の確認

商用利用の可否は使用するCheckpoint(モデル)により異なるので、ConoHa AI Canvasの利用規約を熟読し、商用利用に関する条件を十分に理解することが重要です。特に、生成された画像の権利関係や使用範囲について明確に規定されている部分に注目しましょう。

 

著作権に関する留意事項

AI生成画像の著作権については、法的にグレーな部分が残されています。以下の点に注意しましょう。

・入力プロンプトに著作権で保護された名称や特徴を含めないこと
・生成された画像が既存の著作物に酷似していないか確認すること
・必要に応じて、生成画像の二次利用や改変に関する許諾を得ること
・商用利用の際は、法的リスクを最小限に抑えるため、専門家に相談することも検討しましょう。また、サービス提供元のGMOインターネットグループが発表する最新のガイドラインや注意事項にも常に目を通すことが大切です。

これらの点に留意しつつ、ConoHa AI Canvasを活用することで、ビジネスやブログ運営で創造的な画像制作が可能になります。ただし、AI技術と著作権法の進展に伴い、規制が変更される可能性もあるため、最新の情報を常にチェックする姿勢が重要です。

 

まとめ:ConoHa AI Canvasの機能と実力を手に入れろ!

せっかく「ConoHa AI Canvas」を使いはじめた初日だったので、この記事のTOP画像は当たり前のように「Stable Diffusion XL」で生成するつもりでしたが、プロンプトの書き方を学習していないせいで、なんと「Canva AI」の新機能「マジック生成」で生成した画像。ちなみに無料で使えました。でも、上限が50枚らしく、そろそろ使えなくなるかも。

とりあえず、「Stable Diffusion XL」とプロンプトでしっかりコミュニケーションできるようにしないと。

 

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