Appleの公式サイト「iPhoneユーザガイド」を確認してみました。
すると、“iPhoneはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています”“Safariは、Webサイト間の移動時にトラッカーに追跡されるのを回避するのに役立ちます”などが書かれています。
しかし、Apple純正アプリ「メッセージ」には、Amazon.co.jpを装った詐欺メッセージが届いたりします。
十分に注意しているつもりですが、何事も万全とまではいきません。
とりあえずは、感染経路となりそうなSMSやメール、ブラウザなどのアプリでセキュリティー対策を施すことが必要なのかなと。
そこで、ひとつひとつ対応するのも面倒なので、iPhone用のセキュリティーアプリ『ウイルスバスター モバイル』のサブスクをはじめました。
ここでは、導入手順とその後の状況についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- iPhoneのセキュリティーが心配な方
- iPhoneのSMSなどで詐欺メッセージが届いている方
- ネットショッピングをiPhoneで利用している方
- 手軽にiPhoneのセキュリティーを強化したい方
『ウイルスバスターモバイル』ってどんなアプリ?
『ウイルスバスター モバイル』は、スマホ用に開発されたネット環境の脅威から守ってくれるiOS・Android対応のセキュリティーソフト。
主な特徴
・個人情報を読み取ろうとする不正サイトへのアクセスをブロック
・銀行アプリやショッピングアプリ利用時に端末・通信環境・アプリの安全性などを確認(Androidのみ)
・FacebookやTwitterのプライバシー設定の安全性を判定
・不正アプリのインストール前ブロック(Androidのみ)
・Wi-Fi安全性チェック
・ウェブサイトの閲覧追跡防止(iOSのみ)
・広告ブロック(iOSのみ)
・盗難や紛失時の端末の捜索・リモートアラーム
筆者の場合は、Mac・Windows・Android対応の『ESET Cyber Security Pro』を長らく使っているので、iPhoneだけ『ウイルスバスター モバイル』を利用中です。
導入方法はいたってシンプル。
App Storeで『ウイルスバスター モバイル』を検索して、iPhoneにインストールするだけ。
30日間は無料で使える体験版があるので、まずは試してみましょう。
無料期間が過ぎても自動で課金されることはないようですが、継続利用する際は、こちらを参考にしてください。
helpcenter.trendmicro.com
ウイルスバスター モバイル (iOS) インストール方法:アプリ内課金の場合
|トレンドマイクロサポート
有償版の価格は、2年版: 5860円 、1年版 (自動更新): 3000円、月額版 (自動更新): 360円となっています。
実際に使ってみて、iPhoneのセキュリティーは強化されたのか?
実際に無料版から使いはじめて約3カ月が経過しましたが、リアルに安全性が強化されたのかについては、よくわかりません。
というのも、トラブルに巻き込まれていないからです。
ただ、定期的にメールで送られてくるセキュリティーレポートで、「ご安心ください」の大きな文字が目に飛び込んでくるので安心しています。
レポートによれば実際に脅威を検出・ブロックした形跡はないようですが、こんなこともありました。
不明の送信者からSMSに怪しいメッセージが届いたんです。
すると事前に設定しておいた「詐欺メッセージ対策」機能により、迷惑メッセージを報告。
以降、同じ送信元からのメッセージは、迷惑メッセージに振り分けられてくれるようです。
設定方法は少し面倒でしたが、最初に1回だけやっておけば済むので、もし『ウイルスバスター モバイル』を利用するなら必ず設定しておきましょう。
-
ウイルスバスター モバイル (iOS) 「詐欺メッセージ対策」機能について |トレンドマイクロサポート
helpcenter.trendmicro.com
ちなみに、定期的に送られてくるセキュリティーレポート以外でもiPhoneの安全性を確認する方法があります。
iPhoneの『ウイルスバスター モバイル』でスキャンを開始するだけ。
さきほどスキャンしてみましたが、ちゃんと保護されているようです。
ネット環境のセキュリティーは、ハッカーなどの悪者とセキュリティー会社との終わりのない戦い。
これで完璧・終戦ということはありませんが、前述の不明の送信者が出てきたら随時対処するなど、手間だと思わずに、セキュリティソフトに頼りすぎずに対処していきたいですね。
Source: ウイルスバスター モバイル