MacやiPhoneで使っている有料アプリの中には、マルチデバイス対応で、複数のデバイスで使うことができるものがある。
もちろん、アプリの購入・サブスク加入時のプランによるが、取り急ぎ確かめてみた。
ESET インターネット セキュリティ
何度となく更新を続け長年Macで利用しているセキュリティソフト「ESET インターネット セキュリティ」。
料金は昨年更新した明細を確認すると、5台3年で6930円。1年で計算すると5台で2310円。フル稼働で1台462円。
公式サイトの新規購入ページでは、5台3年で9900円、3台3年で8250円となっている。
デバイスは、Mac・Windows・Androidに対応。
イーセットスマートセキュリティ(ESET Smart Security)
筆者は、MacBook Pro 15(2016)とMacBook Air(M2)、実家のWindows、そして4台目がGoogle Pixel 7aにインストール。
iPhone版がないので、スマホで利用するのがはじめてだ。
Android版では、ESET インターネット セキュリティの主な機能を完全網羅。
主な機能
・ウイルス・ランサムウェア・スパイウェアなどの感染から保護
・オンラインショッピングやネットバンキング利用時の金銭被害を防ぐ
・メールやWebサイトから詐欺サイト(フィッシングサイト)へのアクセスをブロック
・子どものデジタルライフをしっかり見守る
・家庭内のネットワークへの不正アクセスを監視
・電話・メール・チャットでのサポートを提供
Mac版よりも機能が多く優秀だ。
しかし、5年間のセキュリティアップデートと3年間のOSアップデートが保証されているGoogle Pixel 7aにセキュリティソフトは必要なのだろうか?
Google セーフティセンター>Googleプロダクトの安全性>Pixelには以下の記載が。
Google Pixel は、充実の保護機能搭載でいつも安心。
スマートフォンには、金融情報、個人情報、写真など、あなたの生活に関わるさまざまな情報が記録されています。
Google Pixel では、データを自分で管理して、あなた自身やあなたのデータを保護できます。徹底したセキュリティ。
スマートフォンには、金融情報、個人情報、写真など、あなたの生活に関わるさまざまな情報が記録されています。
そのため、Google Pixel には徹底したセキュリティ対策が施されています。
Google Pixel ではハードウェアとソフトウェアが連携してスマートフォンとデータのプライバシー、安全性、セキュリティを確保します。出典:Google
また、Google公式サイトによると、Google Pixel 7aでは、Google One VPNが無料で使えるとのこと。
どのアプリやウェブブラウザを使っているときでも、Google One VPN によりオンラインのアクティビティを保護できます。
但し注釈があり、
制限事項が適用されます。一部のデータは VPN を介さず送信されます。一部の国ではご利用いただけません。出典:Google
ということで、セキュリティソフトは必要なのか、要らないのかわかりませんが、とりあえずESET インターネット セキュリティはインストールしたままにして様子を見ることにします。
最終的には、自分でやらかなさい限りは安全なのかもしれませんが。
1Password
こちらもMac、iPhoneで10年以上使っているのが「1Password」。
もう、このパスワード管理ソフトがないと、たぶんストレスが溜まって仕事ができないかもしれません。
1Passwordは、1アカウントでMac・Windows・iOS・Android、Chrome OS、Linuxのデバイスで利用でき、Safariなどブラアウザの機能拡張もあるので、あらゆるシーンでログインなどの際にサクッと入ることができます。
パスワード管理だけでなく、筆者の場合は家電製品やガジェットなど購入した商品の情報(購入日・購入店・購入額・保証期間・マニュアルURLなど)や自転車やスーツケースのナンバーキーの解錠番号、個人情報(マイナンバーカード、パスポートなど)ほか、とりあえず日常生活で覚えておくのが面倒なことなどをお願いしています。
料金はApp StoreやGoogle Play、1Password公式サイトなどで異なりますが、おすすめはソースネクストでの購入。
1Passwordが年額で約60ドルなのに対して、ソースネクストは3年間で1万978円。
しかも、新規購入だけでなく、継続用として利用できるので、毎回ソースネクストで購入するばずっとおトクになります。
もちろん、契約期間が切れたとしても登録済みパスワードは利用できます
notta
「Notta」は、音声を文字起こししてくるiOS/Android対応のスマホアプリ。
Web版とChrome拡張版も用意されています。
筆者はクラファンでiPhoneのLightningポートに挿すボイスレコーダー&翻訳機「Langogo Mini」を購入した際に、同社のアプリnottaの1年間のライセンスがもらえてので、インタビュー取材やオンライン会議などの際に利用しています。
翻訳機能を使うことはほとんどありませんが、文字起こしはリアルタイムかでサクサク文字化してくれ精度もかなり優秀。
レコーダーを聞いては少し戻してまた確認するという苦痛から解放されました。
ただ、アプリはGoogle Pixel 7aででも利用できますが、Lightningポート用のLangogo Miniは使うことはできません。
これだけがガッカリです。
下記のUSB-Cポート用のLangogo Miniを購入することもありですが、Google Pixel 7aのレコーディングアプリは文字起こしも優秀らしいので、次回のインタビューでは両方で録音>文字起こしを試して検証してみる予定です。
nottaは無料版と有料版があり、無料版は月120分までの文字起こしが可能。
下記の機能が利用できます。
・文字起こし言語 (104言語に対応)
・複数デバイスと同期
・画面収録Beta
・発言者の自動識別
有料版は、月1800分までの文字起こしが可能でさらに以下の機能が利用できます。
・リアルタイム文字起こし
・音声・動画ファイルのインポート
・URLからファイルのアップロード
・Web会議の文字起こし - Notta Bot
・Chrome拡張機能
・文字起こしデータのエクスポート
・単語登録
料金は、月額2000円、年額1万4400円(月換算1200円)。
筆者は、リアルタイム文字起こしやデータのエクスポート、別で録音したファイルを文字起こしできるインポートなど、仕事上必須の機能がある有料プランを利用しています。
もし、興味のある方は無料で試して、さらに使いたいと感じたら年額の有料プランを検討してみてはいかがでしょうか。
ATOK Passport
Macを使いはじめてからずっと利用しているのがジャストシステムの日本語入力ソフト「ATOK」。
そして現在は、Mac・Windows・iOS・Androidの複数デバイスで利用でき、クラウドで登録辞書などを共有・同期できる「ATOK Passport プレミアム」を利用しています。
日常的に便利に感じるのが単語登録と推測変換。
たとえば、自分のメールアドレスを略語で単語登録しておけば、どのデバイスを利用していてもすぐに変換してくれるので、サイトで登録する場面があったとしても時短で設定ができます。
また、入力する単語などを優先的に推測して変換候補として表示してくれたり、正確な名称などが思い出せないときに便利なのが「なんとか変換」。
たとえば、「なんとかしんかんせん」と入力すると変換候補に、東北新幹線などJRの新幹線の名称は当たり前ですが、「劇団☆新感線」まで候補に挙がります。
さらに、プレミアムコース限定ですが、「ATOKクラウド文章校正」が筆者にとってはたいへん助かっています。
ウェブサイト「ATOK クラウドチェッカー」にログインして、文章をコピー&ペーストしてボタンをクリックするだけで、誤字・脱字・表記揺れによる文章の間違いをすばやく指摘してくれます。
誤字はもちろん、この言い方はビジネス文として不適切ですよ、その理由は〜とわかりやすいように説明もしてくれます。
使ったことはありませんが、入力しながらリアルタイムで翻訳してくれる「8カ国語クラウド翻訳変換」機能も利用できるようです。
料金はベーシックが月額のみで330円・ただし、iOS用がなし。
筆者が加入しているプレミアムは月額660円、年額7920円でiOSでも利用可能。10台のデバイスで利用できます。
以下のクラウド辞書も利用(OSにより異なる)できます。
・広辞苑 第七版
・大辞林
・ウィズダム英和辞典 第4版
・ウィズダム和英辞典 第3版
・三省堂 故事ことわざ・慣用句辞典 第二版
・敬語のお辞典
取り急ぎの確認なので、今後もiPhoneで活用している有料アプリをGoogle Pixel 7aでも使うようにできればと思います。
まずは、1PasswordとATOK Passportを入れたので、サイトのログインや入力関係がこれまで同様、軽快になるはずです。