昨年12月の引っ越しが決まった秋頃から考えていたのが、家のスマート化。
その第1弾として引っ越し後にすぐ取り付けようと購入したのがスマートロックの「セサミ 4」でした。
しかし、引っ越し後に想像していなかった問題が発生して年内の取り付けが不可能に。
そんな顛末を含めて、本記事では快適に玄関の開け閉めができるようになるまでの過程をご紹介します。
スマートロック「セサミ 4」を選んだ理由
玄関ドアに取り付けようと各社のスマートロックをAmazonやYouTubeなどで比較検討しましたが、結果として選んだのが「セサミ 4」。
その最大の理由は、機能がしっかり備わっていながら、価格が安価でコスパが高かったからです。
1万円以下で、外出先からでも玄関ドアの開け閉めができる
Amazonでは、スマホアプリや指紋認証、暗証番号で解錠・施錠ができるスマートロックがいくつもありますが、どれも1万円以上するものばかり。
しかし、セサミ 4は公式サイトの販売価格が、執筆時点で4378円(税込)。
外出先からカギの施錠と解錠を可能にする「WiFiモジュール 」が、執筆時点で3278円(税込)。
2つ合わせて7656円。送料を含めても税込1万円を超えることがありません。
実際、筆者も昨年秋時点で、送料980円を加えて、セサミ 4+Wi-Fiモジュールを9736円で購入できました。
・SwitchBot スマートロック指紋認証パッド セット 1万8980円
・SwitchBot スマートロック 1万1702円
・Qrio Lock &Qrio Key 2万6600円
スマホアプリ、Amazon Alexa / Siriに対応
セサミ 4は専用のスマホアプリのほか、Amazon Alexaでスキルを登録することで開閉操作ができます。
筆者の場合は、玄関前での開閉操作をセサミ 4のアプリで。
在宅中は、Echo showに「玄関(セサミ 4)を開けて・閉めて」と音声で操作しています。
年末年始の神対応で不安を払拭。無事に設置が完了した
と、ここまでは、セサミ 4の機能を快適に使えている話ですが、最初からそうはいきませんでした。
その理由と対策、嬉しい対応についてご紹介します。
そのままだと玄関のカギにしっかり設置ができなかった
引越し直後はバタバタしていたので、年末の12月30日にセサミ 4を玄関ドアに設置してみました。
上の画像がそのときの状態ですが、左画像の自宅玄関のカギは取り付け可能だったのですが、実際に設置してみるとドアとカギの凹凸部分に問題があり、しっかり固定ができず、施錠・解錠を何度かするとセサミ 4が落下。使い物になりませんでした。
特殊アダプターがあれば問題なし。たった600円でカスタマイズしてくれた
“うわぁー、やられた”と思いましたが、とりあえずセサミ 4のメーカー「CANDY HOUSE」に相談してみようと状況をスマホで撮影してメールを送ってみました。
12月30日なので、返信は年明けの仕事始め以降だろうと思っていたら、1時間半後に対応策についてのメールを着信。
主な内容は以下の3点。
・カギを問題なく設置できるように特殊アダプターを1個600円で作成します。
・公式サイト(メッセージ欄にリンクURLが記載)で注文・決済をお願いします。
・併せて、カギと周囲を計測してサイズを教えてください。
届いたメールには以下のガイドと計測事例の画像が添付されていました。
メールを読んだときは、設置で躓いたこともあり“面倒臭いな”と思いましたが、たった600円でアダプターを特注でつくってくれるので、早速計測。
測ったサイズと定規を当てた画像を元旦に送りました。
相談から年末年始を挟んで半月で解決・設置・利用開始
すると、翌日の1月2日に「準備ができ次第発送します」と返事があり、1月11日に「本日、発送させていただきます」と、特殊アダプターを本体に取り付ける手順を説明する写真まで送ってくれました。
数日後には上の画像のとおり、我が家専用の特殊アダプターが到着。
本体と合わせて玄関のカギに問題なく取り付けることができました。
不器用なこともあり、正面から見ると少し斜めに取り付けてしまいましたが、前述のとおり、専用アプリでも、Echo showでも、施錠・解錠ができました。
うれしくてニヤニヤしながら何度も開け閉めをしてしまいました。
ちなみに、WiFiモジュールは玄関入ってすぐの洗面所のコンセントにUSBアダプタを付けて設置しています。
それにしても、他の機種と比べて軽いし、コンパクトだし、安価だし、イレギュラーな玄関のカギでも対応してくれるし、選んで正解。
年末年始にも関わらず、CANDY HOUSEさんが迅速に対応してくれたことに感謝・感謝です。
さらに使いやすく。セサミ 4が快適に操作できるようにしてみた
外出と帰宅時の解錠・施錠は、iPhoneのアプリで行うことが日常的になりました。
外出するときは玄関に向かう最中にアプリで解錠。
マンション到着時は、自宅があるフロアに着いたらアプリで施錠。玄関前で立ち止まらずに入室しています。
ただ、ポケットからiPhoneを取り出して、アプリを起動して鍵マークをタップ、という一連の流れが面倒に感じることもあります。
そこで、iPhoneの背面タップ機能を試してみることにしました。
背面タップとは、iPhoneの背面を2回もしくは3回タップすることで、割り当てた機能を実行させること。
筆者はダブルタップで画面のスクリーンショットを設定しているので、セサミの施錠・解錠をトリプルタップに設定してみました。
手順は、[設定]→[アクセシビリティ]→[タッチ]→[背面タップ]へ進み、上の画像の状態にします。
ダブルもしくはトリプルタップをタップ。
各種機能が表示されるので、活用したいものを選んでタップ。これだけです。
背面のタップする場所によって反応が鈍い気もしますが、ケースを付けたままでもOK。
Appleマークがある辺りをタップすると反応がよい気がします。
ただ、玄関近くでタップしないと施錠・解錠できないのが課題かもしれません。
また、今後試してみたいのがNFCタグ。
タグに施錠・解錠のタスクを書き込んで、玄関の内側と外側にそれぞれ貼っておけば、iPhoneをかざすだけで実行されます。
こちらも玄関前での作業なので待ち時間はありますが、アプリを起動させる手間がありません。
スマートホーム化の第1弾となるスマートロックはセサミ 4のおかげで快適・快調。
ほかにも、インターフォンの替わりになり外出先からでもスマホで応対できる「Ring Video Doorbell 4」を玄関に設置。
SwitchBot スマートリモコン ハブミニと連携して、防犯カメラや照明、家電製品のスマート化も進めているので、改めてご紹介したいと思います。
ではでは。
image: CANDY HOUSE