iPhone 13 Proのサブ機としてGoogle Pixel 7aを購入。
MacBook Air(M2)との連携も考え、AirDropのようにAndroidとiPhone・Mac間でファイル転送・共有できるアプリを調べてみました。
いくつか情報が見つかりましたが、Appleのエコシステムを代表するAirDropに勝るものはありません。
だからこそ、1度利用するとその利便性からiPhoneとの蜜月が続くんですよね。
でも、Google Pixel 7a⇄Mac・iPhoneをなんとかしたいので、使い勝手がよく簡単に転送できるアプリをご紹介します。
AirDropの利便性と弱点
AirDropは、アップルの各デバイス間をWi-FiとBluetoothの両方を使った無線通信で、画像や動画などを1対1で送受信できる転送・共有機能。
アップルのデバイスには標準で組み込まれている機能なので、iPhone⇄iPhone、iPhone⇄Macなどで直感的に行うことができます。
敢えて弱点を挙げるとすれば、AirDropの利便性はアップルのエコシステムの中だけで機能するので、AndroidやWindowsのデバイスには対応していないこと。
言い換えれば、Mac・iPhone・Androidの各デバイスに共通の転送・共有するアプリが入っていれば、同じことはできるわけです。
そこで、Mac・iPhone・Androidのすべてに対応したマルチプラットフォームのアプリをピックアップ。
使い勝手などをチェックしてみました。
※掲載したアプリやサービスの利用は自己責任でお願いします。
※利用に際し損害が発生した場合でも一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
前フリ:ニアバイシェアはiPhoneやMacに対応していません
ニアバイシェアは、Android OS 6.0 以降のデバイスに標準搭載されている転送・共有機能。
画像・動画・アプリ・音声・ドキュメント・ウェブページの URLなどをAndroidのデバイス同士で送受信できます。
活用するには事前に設定する必要があるので、Androidの公式サイトをでご確認ください。
という前フリをしたので本題に入りましょう。
無料:Send Anywhere(センドエニウェア)
Send Anywhere(センドエニウェア)は、モバイル・デスクトップ・ウェブの多彩なプラットフォームで利用できるファイル転送アプリ / サービス。
アプリの会員登録をしなくても、写真・動画・音声・アプリ・ファイルなどを手軽に転送ことができます。
※送信できるのはデバイスのOSにより異なります。
モバイル:iOS・Android・Amazon Kindle
デスクトップ:macOS・Windows・Linux
ウェブ:Chrome Extension・Whale Extension・Office 365 Outlook・WordPress Plugin
1対1のリアルタイム転送
送信者・受信者のデバイスにSend Anywhereをインストールしている状態で下記の手順を行います。
- 送信者はSend Anywhereを起動。
- 送りたいファイルを選んで送信。
※転送できるファイル容量は無制限。
- 転送待ち画面に6桁の数字、QRコード、リンク共有ボタンが表示。
- 受信者はSend Anywhereを起動。
- 受信をタップしコードを読み取るか数字を入力。
※番号は10分間だけ有効。
- 転送開始。
受信したファイルの保存先は、こちらでご確認ください。
リンクでファイル共有
1度に複数人に転送する場合に便利な方法です。
送信者のデバイスにSend Anywhereをインストールしている状態で下記の手順を行います。
- 送信者はSend Anywhereを起動。
- 送りたいファイルを選んで送信。
※転送できるファイル容量は1回10GB。
- 転送待ち画面に6桁の数字、QRコード、リンク共有ボタンが表示。
- リンク共有をタップ。ファイルを共有できるリンクが作成。
- 作成されたリンクをタップしてコピー。
チャットやメールでリンクを送信※リンクの有効時間は48時間。
- 受信者はリンクをタップしてファイルをダウンロード。
デバイスにダイレクトで転送
番号やリンクを伝えることなく、近くにあるデバイスに送信することができます。
送信者・受信者のデバイスにSend Anywhereをインストールしている状態で下記の手順を行います。
- 送信者はSend Anywhereを起動。
- 送りたいファイルを選んで送信。
※転送できるファイル容量は1回10GB。
- 転送待ち画面の下にあるデバイスリストを選択。
- 選んだデバイスにファイル転送を通知。
- 受信者はSend Anywhereを起動。
- 到着通知が届いたら、受信をタップしてファイルを受信。
公式サイトによると、「デバイスリスト」に表示されれるのは以下のとおりです。
・マイデバイス:同じアカウントでログインしたデバイス
・最近の共有デバイス:最近転送した記録があるデバイス
・周辺機器:Send Anywhereがインストールされた周辺機器
・同じネットワークに接続しているデバイス、近くにある周辺機器
ただし、現在の位置情報やネットワーク環境によってリストに不明のデバイスが表示されることもあるので注意が必要とのこと。
設定>ファイル転送で、デバイスの表示を設定することを推奨しています。
公式サイトから転送・受信
大容量ファイルを Send Anywhereの公式サイト、Chrome拡張機能、Outlook アドインで添付することができます。
- 送信欄の「+」をクリックして、送りたいファイルを選択。
- 以降は、上記「1:1のリアルタイム転送」と同じ。
- 受信する場合は、受信欄に番号もしくはリンクを入力。
なお、「リンク」「メール」で転送する場合は、送信者がSend Anywhereのにログインする必要があります。
リンクの場合は、取得した共有リンクを受信者に伝えます。
メールの場合は、ファイルのダウンロードリンクが添付されたメールを送ることができます。
使ってみた感想は?
MacBook Air(M2)、iPhone 13 Pro、Google Pixel 7aのすべてにSend Anywhereをインストールして使用してみました。
何度か送信に失敗しましたが、手順を間違えただけで覚えればいすれの方法でも転送できました。
自分のGoogle Pixel 7aからMacBook Air(M2)・iPhone 13 Proに転送するなら、最初だけ「1:1のリアルタイム転送」で転送して、以降は「デバイスにダイレクトで転送」を選ぶのが便利。
仕事相手に転送する場合は、「リンクでファイル共有」でリンク先をチャットやSNSで送るのが、Send Anywhereのインストールで煩わすことがないのでよいかもしれません。
でも、家族や友人への転送はLINEなら1GB以内の画像や動画を友だちやグループに送信できるので一番簡単かもしれません。
LINEはMacやWindowsにも対応していますからね。
ということで、転送する相手次第で使い分けることになりそうです。
Send Anywhere公式サイトは、こちら。
Send Anywhereアプリのダウンロードは、こちら。
Send Anywhereのサポートは、こちら。