先日、以前の記事でもご紹介したサブスクのe-bike『MIYATA EX-CROSS e』が納車されました。
カラーはブラック。サブスクなので整備品が届くのかと思いきや新車とのこと。
で、納車してくれたサブスクサービス『サイクループ』の担当者から、電動アシストの操作方法や乗り方を一通り説明を受け、その後、話は盗難対策に。
話を聞いていると悪質なケースが増えているらしいので、e-bikeの盗難対策について考えつつ、試してみたことをまとめたいと思います。
-
e-bike(電動アシスト×スポーツ自転車)が欲しい! あなたは買う派? サブスク派? - レコメンド・マニア
recommend-mania.com
近年、自転車の盗難、e-bikeの被害が増加中
サイクループの担当者によると、自転車の盗難はもとより、e-bikeになくてはならないバッテリーとサイクルコンピューターの盗難が増加傾向にあるらしく、特に夜に被害に遭うケースが多いとか。
サイクループには「盗難・損壊賠償減免特約」があり、契約する際に月額330円で加入すると、盗難被害時の賠償が全額免除&車体損壊時の賠償が半額になります。
ひとまず安心とはいえ、盗難は自己責任でなんとか回避したいものです。
自転車の盗難件数を調べてみるとは、警視庁のデータでは、2020年が2万3392件。
そのうち、42.5%が施錠していての被害だったそうです。
バッテリーの盗難は、都内では2016年から2021年9月末までに887件でしたが、2021年は9月末現在で243件あり、年間に換算すると350件に迫る勢いで増加しているそうです。
サイクループの担当者からは、盗難対策として帰宅して駐輪場に停めたら、バッテリーとサイクルコンピューターを外して自宅に持ち帰るのが必須だと教えてくれました。
バッテリーとサイクルコンピューターを外すと接点部分が剥き出しになり、雨でも降ったら故障の原因になるのではと思いましたが、水が溜まるようなことがなければ問題はないらしいので、言われたとおりにしようかと思っています。
でも、自転車そのものを盗まれたらどうするのか、これは大きな問題です。
盗まれてもe-bikeの現在地を探せる、AppleのAirTag
帰宅時の対策はできたとしても、外出時に駐輪する場合はどうすればよいか。
よく言われるのが以下のような対策です。
・有料の駐輪場を利用する
→盗難場所は住宅の敷地内と道路が多く、有料駐輪場であればお金を支払わないと出られないので効果的。
・サイクルコンピューターは駐輪時に外して携帯する
→取り外しておけばe-bikeに電源が入らず盗難抑止効果が期待できる。
・柵やポールなど地面に固定されたモノと自転車本体+ホイールをロック
→いわゆる地球ロックといわれる方法で、簡単に外せなくさせるのがポイントです。
→複数のカギをかけるのも、外すまでに手間がかかるので有効的なのだとか。
ただ、それでも盗難被害に遭ってしまったらと考え、Appleの『AirTag』を活用することにしました。
e-bikeに備え付けておくことで、iPhoneの「探す」アプリで現在地やそこまでの行き方(距離や方向)がわかるので便利なはず。
装着するため、『AirTag対応の自転車用マウントホルダー』も合わせて購入。
早速、隠れて見えづらいサドルの裏側に付けてみました。
付け方は上画像のとおり、ケースにAirTagを入れフタをして、結束ケーブルでサドル裏のパイプに固定します。
ちなみに、AirTagの初期設定はとても簡単。
・開封後に保護フィルムを剥がして絶縁タブを引き抜き、iPhoneを近づけます。
・画面の案内に沿って設定を行うだけ。AirTagの名称を設定することもできます。
実際に取り付けてみたのが下画像です。
結束ケーブルはプラスチック製ですが、キッチリ留めて余分な部分をカットしたので、AirTag単体を取り出すことは難しく、サドルごと盗まれないように対処すれば、万一の時に居場所を教えてくれるはずです。
盗難に遭った場合の探し方は...
まだ盗難被害に遭っていませんが、探し方だけ抑えておきたいと思います。
・iPhoneの「探す」アプリを起動。
・上部の地図に探したい物の場所が表示されます。
・下部には最後に見つけた場所と時間が表示されます。
・探したい持ち物をタップするとサウンドを再生 / 探すもしくは経路が表示されます。
・サウンド再生は、近くにあるのに見つからないときに音で在処を教えてくれます。
・iPhoneのBluetooth圏内にある場合は、探すをタップすると地図上に在処が表示されます。
経路をタップすると地図上にルートが表示されので、出発をタップして在処まで道案内してもらいます。
iPhoneとAirTagが接続されると矢印と距離が表示されるので、見つかったら「✖️」をタップします。
それでも見つからないときは、地図下のハンドルを上にして紛失モードの「有効にする」をタップ。
iPhoneの通信圏内に入ったときや探すネットワークで検出されたときに通知が届きます。
AirTagの通信範囲は約10m程度ですが、駐輪場で探すときに便利という話だけでは終わりません。
自分のiPhoneとAirTagの距離が離れてBluetooth接続が切れてしまったとき、AirTagは周囲にあるiPhoneやiPad、Macと暗号化された通信を行い、現在地をiCloudに送信してくれます。
これによりAppleデバイスを持った人が近くを通りかかったら、遠く離れた位置にあるAirTagの位置を知ることができるそうです。
ということで、e-bikeの盗難対策の第1弾として、AirTagをご紹介しました。
納車したばかりのe-bike『MIYATA EX-CROSS e』は、まだ数回した乗車していませんが、AirTagをはじめ、スマホホルダーなどを装着するために、冷凍庫やワードローブ、エアロバイクが置いてある部屋に室内駐輪しています。
コンパクトとは言えないサイズですが、部屋に置いても邪魔にならない感じもするので、このまましばらくは室内駐輪にしようかと思っています。
ちなみに、玄関から乗り入れしやすくするために、以前、全自動掃除ロボットを室内くまなく動けるように購入、住まいが変わって使わなくなった段差スロープを玄関に置きました。
ちょうど高さがピッタリ合っていて、乗り入れや出し入れがスムーズに。
タイヤの汚れが床につくなど少し心配な面もありますが、そこは日々の掃除でカバーすればよいわけです。
まだ、しばらくはe-bikeのアクセサリーを充実させて快適な走りを楽しむ準備をする予定。
そんなことより、どんどん乗ればいいのにって、もうひとりの自分が囁いていますが、これもそれも楽しんでいきたいと思います。
Source: Apple, Amazon