Mac mini (M1, 2020)を購入して早1年以上。
起動は速いし、動作・処理速度も問題なし。特に不満はないものの、だからこそMacの状態をいつも健康でいて欲しいという考えになりました。
そこで購入したのが、Macのクリーンアップやメンテナンス、セキュリティー対策ができる見守りアプリ『CleanMyMac X』。
本記事では、導入3カ月を経過したので、CleanMyMac Xの使い勝手やよく活用する機能とその効果についてご紹介します。
CleanMyMac Xの基本機能と活用メリット
MacにCleanMyMac Xをインストール後、メニューバーに表示されたCleanMyMac Xのアイコンをクリック→下部のデータ削除ボタンをクリックするとアプリが起動。
上記画像がモニターに映し出され、Macの状態を確認するスマートスキャンがはじまります。
基本機能
★クリーンアップ
古くなったキャッシュや壊れたダウンロードファイル、ログ、iTunesに潜むファイルの残骸など、不要ファイルをくまなく探しだして削除する「システムジャンク」。
メールでデータをダウンロードしたデータと添付ファイルのローカルコピーを削除する「メールの添付ファイル」
メールとフォトライブラリのゴミ箱を含む、Macで利用できるすべてのゴミ箱を空にする「ゴミ箱」の3つの機能を同時に処理。
Macの空き容量を増やすことで、パフォーマンスを向上させます。
★セキュリティ
Macを徹底的にスキャンして、悪意のあるファイルやあらゆる脆弱性を見つけて削除。システムが保護された状態を保つ「ウイルスを削除」。
ブラウザの履歴やチャットデータなど、オンライン・オフラインのアクティビティ履歴を削除する「プライバシー」。
MacおよびmacOSの危険因子を見つけ出し迅速に対応することで安心・安全に利用できるように見守り続けます。
★高速化
Macで実行されているプログラムを管理することで、パフォーマンスを向上させる「最適化」。
メモリをムダに消費しているアプリやファイルからRAMを開放。DNSキャッシュをクリアするなど、さまざまな高速化ツールで対応。
Macのパフォーマンスを上げて、生産性の高い作業をサポートします。
毎日〜数日おきにスマートスキャンをしていますが、毎回、不要なジャンクファイルが4GB〜10GBを超えて、どんだけ不要なファイルがあるんだという気がしています。
でも、気づかずに放置しておけば、食べかすのようなファイルがストレージを圧迫するので、Macの中身と容量をスマートにし、軽快な動作が続くのでメリットは大きいですね。
セキュリティはいつも安心のOK状態。別途、esetのCYBER SECURITY PROでMacのセキュリティ監視をしていますが、併用していてもアプリ同士がぶつかることもなく使えています。
ちなみに、CleanMyMac X単体でも、定期的にマルウェアデータベースの更新が行われているので、ほかのセキュリティ系アプリは必要ないかもしれません。
高速化に関しては、RAMの開放など3つのタスクが実行されるのが定番。
スキャンする前と、高速化した後で違いはあるかと言えば、それほど感じませんが、何はともあれやって損はないのかなと言った感じです。
よく利用する便利な機能とその理由
CleanMyMac Xをインストールすると、Macのメニューバーにアイコンが登場。
そのアイコンをクリックすると上画像がポップアップされ、気になる項目の確認と対処ができます。
よくチェックするのは、「メモリ」「ゴミ箱」「スピードテスト」と「CPUの負荷」。
動作が遅く感じたら、メモリの使用量を空き容量を確認・解放
ポップアップ画面のメモリ項目には、メモリの総量と空き容量がすぐに確認することができます。
たとえば、上画像のように16GBの総量に対して空き容量がわずか2.19GBしかないことが視覚的にわかります。
モサッとした動作の原因がメモリ消費にあるので、そんなときはすぐに起動したまま使っていないアプリを閉じて、メモリ項目にある「解放」ボタンをクリック。
すると、空き容量が増えて、モサッとした動作があっという間に軽快になります。
ゴミ箱を空にする&シュレッダーで機密データを安全に消去
ポップアップ画面にあるゴミ箱項目では、ゴミ箱に入っている使用済み容量がすぐにわかり、「ゴミ箱を空にする」ボタンをクリックすることで削除することができます。
ただ、この方法だけでは、そのファイルへのアクセスポイント (アイコンやディレクトリの一覧) が削除されるだけで、実際には破棄しているだけ。
つまりデータ自体は実際には削除されないので、サードパーティ製のアプリでファイルの復元が可能です。
そこで活用したいのが、CleanMyMac Xを起動すると表示される画面の右下にあるシュレッダー機能です。
完全に削除したフォルダやファイルを選択して、シュレッダーをかければ、ファイルは確実に消去され、復元することはできません。
シュレッダーをかけるのは、作業が終わった部外秘のファイルや契約書、お金に関係するファイルなどで、記事広告の企画制作などでは未発表の製品情報などをファイルで共有することが多いので、そうした場合に記事が公開されたらすぐにシュレッダーするようにしています。
アプリを完全に削除するアンインストーラー
Macで使っているアプリを完全に削除してくれる機能です。
単純にアプリをゴミ箱に入れて削除するだけでは、キャッシュや環境設定、保存された状態など、関連するファイルが大量にMacに残ってしまいますが、CleanMyMac Xのアンインストールを活用すれば、関連するすべてのファイルを完全に削除してくれるので、アプリの残骸がMacに残ることがありません。
頻繁に使うわけではありませんが、画像や動画系のフリーアプリを試してみることがあり、“やっぱりやめた”“もう要らない”アプリを完全削除するときに活用しています。
App Store以外で入手したアプリを一気にアップデート
Macで使っているアプリでアップデートが必要なアプリだけを抽出してまとめて行う機能です。
App Storeから入手したアプリであれば、App Storeアプリのアップデータから更新できますが、App Store以外で入手したアプリは対応していません。
CleanMyMac Xを起動してアップデータを選択するだけで、Mac内のアプリからアップデートが必要なアプリを表示。
すべてを選択してアップデートボタンをクリックするだけで自動的にアップデートが完了します。
アプリは最新の状態で使うことで便利に、安全が確保されるのでありがたいですね。
古くてまったく使わない・開くことのないファイルを整理整頓
CleanMyMac Xの大容量&古いファイル機能を活用すると、Macのストレージを整理して容量を最適化することができます。
この機能は、Mac全体をスキャンして、容量を多く取っている古いファイルを抽出。アプリの画面上にリスト表示してくれます。
ファイルは、種類別・サイズ別・アクセス日別で切り替えることができ便利ですが、たまにファイル名を指定して保存していないものがあり、“これなんだっけ?”となることも。
リストからファイルを選択して削除することができますが、筆者の場合はサイズ別表示で大容量のファイルをMac内で探し出し、外付けハードディスクやクラウドに保存してから削除するようにしています。
Macのストレージはできるだけ空き容量が多くある状態にしておきたいので、月1の恒例行事で行っています。
Macの最適化を、なにを・いつ・やればよいかがわかるアシスタント機能
CleanMyMac Xの便利な機能をご紹介してきましたが、定番の操作は起動した画面の「スキャン」ボタンをクリックしてクリーンアップ・セキュリティ・高速化を一気に行ってくれるスマートスキャン。
でも、その次にチェックしているのが「アシスタント」。
この機能は、CleanMyMac Xが常にMacをモニタリング/自己学習しているなかで、Macの状態をよりよくするために、改善の提案、問題の警告などを画面表示で呼びかけてくれるものです。
上画像のように、しばらく利用していないアプリの存在を提示して、不必要ならアンインストールするように提案してくれます。
Macを最適で最新の状態にしてくれるCleanMyMac X。
App Storeから入手することもできますが、おすすめは公式サイトから購入。
年間サブスク(4691円〜)と永久ライセンス(1万550円〜)から選ぶことができ、Mac1台、Mac2台、Mac5台のプランがあります。
定期的にキャンペーンやクーポンコードが配布されているようなので、まずはチェックしてみましょう。
Source: CleanMyMac X