ふと、“これからは少し本でも読むかな”と思った
きっかけは、ウェブニュースで糸井重里さんの著書『インターネット的』が文庫化された記事を読んだことでした。
私は、糸井重里さん、仲畑貴志さんなど、コピーライターを仕事にしていた彼等を学生時代に憧れていた。
たまたま見たNHK-Eテレの『Switch』という番組に、中井貴一さんと共に糸井重里さんが出演していた。
そんなときにウェブニュースを読んだので、どんな本なのだろうと思いAmazonで調べてみると初版は2001年だという。
10年以上前の本がなんでいまごろになって話題になっているのか?
書評を読み進めると、当時書かれた内容がいまの時代を予見していというのだ。
私はそのことを確かめるのではなく、糸井重里さんの目線がどこにあったのかを知りたくなった。広告を仕事にする人たちは、時代と呼吸しながら半歩先の世界をいつも考えている。自分も同じような仕事をしているので、目をギラギラとせていたころを懐かしく思いながら興味を感じのだ。
そこで買おうとAmazonで検索すると「紙の本の価格」「Kindle価格」の2つが表示されている。当然、「Kindle価格」が200円ほど安くなっている。
Kindleっていくらするんだ? 何冊読めば元が取れるんだ? 興味が湧いてきました。
Kindle Paperwhiteを選んだ理由は、解像度と内蔵ライトと1万円ちょっとの価格
電子書籍リーダーのKindleには、「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Voyage」がある。
大きな違いは。「内蔵ライト」のあるなしと「解像度」の違い。
内蔵ライトについてAmazonの公式サイトでは次の通り説明している。
暗い場所で読書
Paperwhiteの新世代のフロントライトはタブレットのバックライトのように目に光を当てるのではなく、ディスプレイの表面を照らすので、目が疲れにくく快適。明るさを調整して、いろんな場所で最適の読書体験を。
目が疲れにくく、場所に左右されずに読書ができる。電車やバスなどの移動中に利用しようと考えている私にはマストな機能だと思った。選択肢は、「Kindle Paperwhite」「Kindle Voyage」のどちらかとなった。
解像度は、167ppi、212ppi 300ppiの違いがあるがはっきりいってよく分からない。でも、「Kindle Paperwhite」と「Kindle Voyage」の価格差は1万円もある。だったら、「Kindle Paperwhite」でも充分かなと機種選びは終わった。
キャンペーン情報なし+WI-FIを選んだのは、スマホのテザリングを利用するから
「Kindle Paperwhite」に決めた後に、さらに決めなくてはいけないことがあった。
スリープ時のスクリーンセーバーにキャンペーン情報やおすすめ商品がKindle端末に表示されるキャンペーン情報表示で「あり」を選ぶと本体購入価格が2000円安くなるのだ。
そしてもうひとつは、ワイヤレス接続を「WI-FI」「WI-FI+無料3G」のどちらを選ぶか。「無料3G」は外出時でも新しい本などを手軽にダウンロードできる。あるなしの価格差は5200円。
最終的に決めたのは、「キャンペーン情報なし+WI-FI」で、価格は1万2280円。
必要のない広告は読書中は表示されないにしても面倒だと思った。気にしなければと思ったけど、スマホアプリで広告が目障りだったので同じことを感じたくなかったのだ。
WI-FIだけにしたのは、外出中にどうしてもダウンロードしなくてはいけない事象がどれだけあるのか? もしあったとしても、スマホのデータ通信容量に余裕があり、テザリングすればよいと判断したから。
ついでに、Kindle Paperwhite用 事故保証プラン (落下・水濡れ等の保証付き)にも加入した。
2000円弱で落としたり水に濡れても2年間保証されるからだ。
万一に備えてケースを購入。安心は3000円で手に入った
スマホやタブレットを購入すると、モニタを保護するシールやカバーを購入することが定番となっている。
そこで、Kindle Paperwhiteの場合はどうするか? Amazonのレビューを見ると、どうやら保護シールは必要なさそうだった。では、カバーorケースはどうするか? バッグの中に放り込んでおいて、電車やバスの座席に座ったときに利用するシーンを思い浮かべると、ケースは必要かもしれない。できるなら、ディスプレイも保護するようなbookカバースタイルが自分の考えに合っている。
ということでAmazonで検索してみるとちょうどよいものがあった。
「BUFFALO Kindle Paperwhite用 レザーケース」だ。
アマゾン・ドット・コムの基準をクリアした「Made for kindle」を取得しているのが大きなメリットなのかはわからないが、シンプルなデザインだけどとても機能的なのが気に入ったので選んだ。
実際、ケースを閉じたときはゴムバンドで止めているのでディプレイが傷つく恐れがなく、表面のカバーを開くと裏側にハンドストッパーが付いているので読書中は片手で持っていても安定している。
この商品以外にも袋タイプのケースやディスプレイむき出しのカバータイプがあったが、これにしたのは自分なりに正解だと思っている。本を読み進み、降車駅に到着すると何も気にせずバッグに放り込める。これが軽快でよいのだ。
使用して1カ月弱。使い心地に満足しながら久しぶりに読書を楽しんでいる
早速、『インターネット的』Kindle版を購入。たかだか使い始めて1カ月足らずなので、購入を検討している人に対して参考になるのかは?
でも、表示される書体やサイズ、行間、余白を自分好みにカスタマイズでき、電源を入れると瞬時に読んでいる最中のページが表示され、現状では何も困ったことやどうなっているんだと不安になることがない。辞書機能など便利な機能があるようだけど、いまのところ使うことはなく読書を楽しんでいる。
本やマンガを読むためだけに特化したデバイスなので、余計な機能がないのがその要因だと思う。
次に考えているのは、Amazonプライムに加入するかどうか… 年会費3900円を支払い加入すると、お急ぎ便やお届け日時指定便を無料で利用できる特典に加えて、数千冊が揃うKindleオーナー ライブラリーで毎月1冊無料で読書を楽しめるという。
この件は、読書のペースをつかんでから検討することにする予定。ラインナップを検索してみると年会費を回収できるくらい魅力的な本が揃っている。