コロナ禍で定番となったテレワーク。
自宅の作業場となるデスク環境を整えた方も多いかと思いますが、なかでもウェブ会議に必須のカメラ、マイク、スピーカーは試してみないと使い勝手がわからないので選ぶのに悩むことも。
ウェブ会議、ビデオ会議、オンライン会議など言い方はさまざまありますが、これからも続きそうなテレワークを快適にするためにも、いくつかの製品を購入・試用してみたので、買い換えなどの参考にしていただければと思います。
それぞれに特徴があり、ウェブ会議だけではなく、音楽や動画配信を楽しむ際に活用したくなるモノもありますよ。
ウェブカメラはこの一択。やっぱりロジクールは優秀でした
ウェブカメラは格安モデルなども試してみましたが、使い続けているのはロジクールの『C920n』です。
ビデオキャプチャの解像度は、フルHD対応の1080P / 30fpsで、カメラの有効画素数は1500万画素、視野角は78°。
さらに高精細な4K / 60fpsモデルもありますが、価格は2万円台。1万円以下でフルHDクオリティの『C920n』は選んで正解でした。
気に入っているのは瞬時にピントが合うオートフォーカスと、少し暗い場合でも明るく映し出す自動HD光補正機能。
クリップタイプなので、MacBook Proはもとより外付けディスプレイなど最適な角度調整も簡単。クリップを折りたためば平置きや三脚への設置もできます。
左右にステレオスピーカーがあり、マイクも含めて単体で十分に使えますが、筆者の場合はマイクとスピーカーは別のアイテムを利用しています。
ウェブ会議の必須アイテム。Bluetooth対応のマイク&スピーカーの選び方
マイク&スピーカーと言っても、ウェブ会議ではイヤホンやヘッドホンを活用するのが一般的かと思います。
まず最初に試したのが、音楽配信を聴いたりYouTubeの視聴に使っていたワイヤレスイヤホン『Beats Flex』。
Apple W1チップ搭載でiPhoneなどのアップル製品とシームレスに接続ができ、万一バッテリー残量が少なくなっても10分の急速充電で90分も再生できるのが便利。
首掛けタイプなので耳から外しても置き場所に困ることがなく、わずか18.6gの重さなのでまったく負担を感じません。
もちろん、音楽再生や通話を快適にできる機能や仕様なので、ウェブ会議でもその本領を発揮してくれます。
音にこだわる人には向いていないかもしれませんが、音楽や動画を楽しんだり、テレワークでも使いたい人には、5940円(執筆時点)とコスパが高いのでおすすめです。
インイヤーが煩わしく感じたのでウェアラブルネックスピーカーを試してみた
『Beats Flex』で十分ではあったものの、深夜にNetflixを楽しんだりする際に、ずっと耳の中に入れるイヤホンタイプはちょっと辛く感じたので、ネックスピーカーを購入しました。
『JBL SoundGear BTA』は、Bluetooth接続はもちろん、付属の送信機をテレビに接続することでaptX Low Latency対応の高品質かつ低遅延で楽しめます。
スピーカーからの音はどのくらい部屋に響くのか?首元で最適な音量にしてから、テーブルの上に置いて聴いてみましたが、うっすらと聞こえる程度で深夜に活用しても隣人の迷惑になることもありません。
もちろんテレワークに関しても、デュアルマイクとノイズキャンセリング機能でウェブ会議をクリアに進めてくれました。
ただ、ネックとなったのは重さ。約370gもあるので、最初はそれほどでもありませんが、映画の視聴などしばらく首に掛け続けていると少し疲れるかなと思ったり。
音質にこだわった機能を詰め込んでいるので仕方のないことかもしれませんが、100gを切る製品もあるので、ウエアラブルネックスピーカーの何を優先するのか判断してから購入することをおすすめします。
高音質で多機能、ノイキャンが超絶に凄いので集中・没入できる最新ガジェット
発売当初、神器と称されガジェット系YouTuberから賞賛の声で溢れていたソニーのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン『WH-1000XM4』。
ノイキャン性能がとてつもなく優秀なので、モードを設定すると外の音はまったくと言ってよいほど聞こえません。
もちろん、外音取込みモードもあり、会話をはじめると自動で音楽の再生が停止するスピーク・トゥ・チャット機能は便利。
音楽再生や音量、受話・終話、音声アシスタントなどは、ハウジング部分を指先でタッチするだけでコントロールできるのも気に入っています。
ウェブ会議の視点で見ても、5つあるマイクが最適に自動制御するので相手にクリアな声を届けてくれ、優秀なノイキャンが相手の声を聞き取りやすくしてくれます。
エンタメ&テクノロジー企業であるソニーが開発した、フラッグシップのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンなので、ウェブ会議用にどうぞ〜というわけにはいきませんが、ノイキャンで自分の世界に集中・没入できるので、音楽などを聴かずに無音状態にしておくと、テレワークがかなり捗るようになりました。
で、ウェブ会議の定番ツールとなったのはこちら!
あれこれとウェブ会議ツールとして試してきましたが、その結果、定番ツールとして使い続けているのがこちら。
スピーカーフォンの『eMeet Luna』です。
ウェブ会議用として開発されているので、周囲の雑音やキーボードのタイピング音などを抑制。
エコーキャンセリングとノイズキャンセリングの機能もあるので、快適な会話ができます。
また、Bluetooth、USB、音声ケーブルと3つの接続方法がありますが、Bluetoothが一番便利。
サイズが長さ12cmとコンパクトで、3つのマイクが全方位から集音してくれるので置き場所に困らないのも大きなポイントです。
気になるバッテリーは、連続通話15時間と連続待ち受け30日間に対応し、バッテリーの残量を気にすることは一切ありません。
これだけの機能を搭載しているにも関わらず、価格が1万円以下。
ウェブ会議に特化したツールを探しているなら、超おすすめです。
ウェブ会議を快適にするガジェットを紹介してきましたが、兼用にするか専用にするかで大きく異なります。
最終的に筆者の場合は、ウェブ会議専用ツールを使い、ほかのガジェットは音楽や動画を楽しむためのツールとして使い分けています。
どちらを選ぶかは個人の考え方次第ですが、参考になれば幸いです。