iPhone 15 Proを3年近く使ってきて、そろそろ買い替えかなと思いはじめていました。
ただ、日本時間9月10日午前2時のAppleイベントを目前にして、気になることが山積みです。iPhone 18 Proは実際どこが変わるのか? 今のiPhone 15 Proはいくらで手放せるのか? そもそも2027年の20周年モデルまで待つのが正解なのか?
最後まで迷いましたが、リーク情報とApple Trade In・中古買取店の実額、ペイディの規約まで片っ端から調べたうえで今回はiPhone 15 Proを継続すると決めています。
そこで、旧型iPhoneからiPhone 18 Proへ機種変更すべきかどうか、iPhone 15 Proを使用中の筆者を事例に具体的な判断基準をまとめてみました。
なお、本記事の価格・数値は2026年9月7日時点のもので、18 Proのスペックはすべて発表前のリーク・予想である点だけ先にお断りしておきます。
(追記)
日本時間9月9日午前2時のAppleイベントで、新しいiPhone 18 Pro / Pro Maxのカメラは、可変絞りの4段階も、8倍の光学品質ズームも、18MPのセンターフレームフロントカメラなど共通仕様となりました。
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【結論】iPhone 18 Proに買い替えるべき人・iPhone 15 Proで粘るべき人
✔ 買い替えをおすすめする人
- 写真のボケ味や暗所撮影にこだわりがあり、機械式の可変絞りに投資したい人(Pro非対応/Masのみの噂もあり)
- 長文要約・文字起こし・写真の不要物消去など、AI機能を毎日使っている人
- iPhone15 Proのバッテリー最大容量が85%を切りはじめている人
- 下取り額が高いうちに動きたい人(Apple Trade Inは15 Proで最大92,000円)
✗ 見送りをおすすめする人
- 撮影の中心がSNS投稿用のスナップで、4800万画素のメインカメラに不満がない人
- Apple Intelligenceを「たまに要約に使う」程度でしか触っていない人
- 予想価格の税込212,800円(256GB)に現実味を感じない人
- 2027年の20周年モデルに資金を温存したい人
iPhone 18 Proと15 Proのスペック比較表
まずは主要スペックを並べます。18 Pro側は発表前のリーク・予想値です。
| 項目 | iPhone 15 Pro(2023年) | iPhone 18 Pro(2026年・予想) |
|---|---|---|
| チップ | A17 Pro(3nm) | A20 Pro(TSMC 2nm・GAA方式) |
| CPU性能 | — | 約15%向上、電力効率は約30%改善 |
| メモリ | 8GB | 12GB |
| モデム | Qualcomm製 | Apple自社開発「C2」 |
| メインカメラ | 4800万画素・固定絞り f/1.78 | 4800万画素・機械式可変絞り(Maxのみとの噂も) |
| 超広角 | 1200万画素 | 4800万画素 |
| 望遠 | 1200万画素・光学3倍 | 4800万画素・高倍率ズーム |
| Dynamic Island | 約20.76mm幅 | 約13.5mm幅(約35%縮小) |
| カラー | チタン4色 | ダークチェリーほか4色 |
| 価格(256GB・税込) | 発売時 174,800円 | 212,800円(予想) |
表だけをみると18 Proの圧勝ですが、毎日の使い方が実際に変わるのは、このうち3つだけです。
iPhone 18 Proの進化で、本当に効くのは3つだけ
① 機械式の可変絞り|ソフト処理のボケとは別物です
18 Proの目玉は、iPhone史上はじめて搭載されるといわれる機械式可変絞り(Pro非対応/Masのみの噂もあり)です。金属製の羽根が物理的にレンズの開口部を動かす、連続可変式になる見込みとされています。
つまりボケが「計算で作ったもの」から「光学的にできたもの」に変わります。
ポートレートモードで髪の毛やメガネのフレームの輪郭が不自然に処理されてしまう、あの現象が原理的に起きません。逆に絞り込めば集合写真で全員にピントを合わせられますし、暗所では光量を多く取り込んでノイズを根本から抑えられます。
ただし注意が必要です。
可変絞りは「Pro Max限定」説と「Proにも載る」説の両方が出ていて、執筆時点では確定していません。筐体サイズと放熱スペースの都合という話なので、可変絞り目当てなら発表内容を確認してからProかPro Maxかを決めるべきです。20万円を払ってから「Proには載っていなかった」となるのが一番辛いので、ここだけは慎重にいきたいところです。
② A20 Pro+12GBメモリ|AIの待ち時間がほぼ消えます
A20 ProはTSMCの2nmプロセスで製造される初のAppleチップとされ、CPU性能は約15%向上、もしくは同等性能を低消費電力で回せるようになる見込みです。あわせてメモリが8GBから12GBへ増えます。
数字は地味ですが、オンデバイスAIの体感はこのメモリ差で決まります。
15 Proの8GBという制約は、長文の要約や録音データの文字起こしで待ち時間として表に出てきますし、処理の一部がクラウド側に回ることもあります。12GBになれば、要約も文字起こしも写真の不要物消去も、待ち時間をほぼ意識せずに完結する見込みです。
AIを毎日使っている人には、可変絞りよりこちらのほうが投資対効果は高いかもしれません。
③ Dynamic Island縮小と新色ダークチェリー
Dynamic Islandは横幅が約20.76mmから約13.5mmへ、約35%縮小するといわれています。
Face IDの投光イルミネーターを画面下に移す仕組みで、動画やゲームで上部が広く使えるのは思っている以上に効いてきます。新色は赤みがかったピンクの「ダークチェリー」。3年ぶりに買い替えるなら、見た目が明確に変わるのは正直うれしいポイントです。
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それでもiPhone 15 Proが「まだ現役」といえる3つの理由
ここからは反対側の話です。買い替えをためらう理由に、きちんと根拠があるかを確認します。
iOS 27に対応済み|ソフト面はまだ数年戦えます
2026年のWWDCで発表されたiOS 27の対応機種は、iPhone 11以降。iOS 26から据え置きで、過去最大の対応幅になりました。
iPhone 15 Proは当然のように対象内で、しかもリストのかなり新しい側にいます。アップデート対象から外れるのはどう考えてもまだ数年先で、「サポートが切れそうだから買い替える」という理由は現時点では成立しません。
Apple IntelligenceはiPhone 15 Proでも動きます
文章の要約、メールのブラッシュアップ、写真のクリーンアップといった一般的な機能は、iPhone 15 Proでも問題なくこなせます。iPhone18 Proとの差は「できるかできないか」ではなく「待ち時間があるかないか」です。週に数回しかAIをさわらないなら、その待ち時間はコストになりません。
4800万画素+ソフト補正で、SNS用途なら不足なし
iPhone15 Proの4800万画素メインカメラはソフトウェア補正が優秀で、日常のスナップやSNS投稿用としては今も十分すぎる画質です。
チタンボディ、USB-C、アクションボタンといった基礎的な使い勝手もすでに完成の域にあります。写真を大きくトリミングする、暗所で撮る機会が多い、といった具体的な不満がないなら、カメラを理由に買い替える必要はないというのが筆者の見立てです。
損しない買い方はどれか|下取り・買取店・ペイディを実額で比較
機種変更を予定している人は、ここがいちばん知りたいところだと思います。3つのルートを実額で並べます。
① Apple Trade In|15 Proは最大92,000円まで上がりました
Appleは2026年8月6日付でTrade Inの価格表記を更新し、iPhone 15 Proの下取り上限を7万8000円から9万2000円へ、1万4000円引き上げました。今回の改定では最大の引き上げ幅です(15 Pro Maxは9万円から10万2000円)。
強みは、小さな傷での定額減額がない点と、購入手続きの中で完結する手軽さ。反面、この金額は容量や状態の条件を満たした場合の上限なので、実際の適用額は査定結果によります。
② 中古買取店|相場は52,000〜79,000円、ただし実査定は跳ねます
2026年夏時点のiPhone 15 Proの買取相場は、容量別に次のとおりです。
- 128GB:約5万2000〜5万8000円
- 256GB:約5万8000〜6万4000円
- 512GB:約6万5000〜7万2000円
- 1TB:約7万2000〜7万9000円
相場表だけみるとApple Trade Inの92万000円に届きませんが、実査定は別物です。
2026年7月に秋葉原で行われた実査定(128GB・傷なし・バッテリー89%)では、店舗によって7万円から8万500円まで1万円以上の開きが出ています。イオシスのような大手を含め、複数店舗をまわる価値は十分にあります。なお、バッテリー最大容量は85%以上なら減額なしというのが一般的な基準です。ここを切っているならApple Trade Inのほうが有利になるケースが多くなります。
③ ペイディ36回払い|買い替えオプションの分かれ目は「24回目」
Apple Storeの「ペイディあと払いプランApple専用」の36回払いは、分割手数料0%で高額なiPhoneを分散できる選択肢です。多くの人が気にしている買い替えオプションの条件を、規約から整理しました。
- 利用できるタイミング:24回目または25回目の分割払いを済ませていること。26回目の支払い月に入る前に新しいiPhoneを購入する必要があります
- 端末の条件:電源が入り充電できる/ディスプレイが無傷で作動する/破損や亀裂がない/カメラが機能する/アクティベーションロックがオフ/液体による損傷がない
- 残額の扱い:Appleが元のペイディ残額を支払い、Paidyは完済とみなします。下取り価格が残額を上回れば、差額は新しいiPhoneの購入代金から差し引かれます
つまり損得を決めるのは金利ではなく、2年目のタイミングを逃さず、端末をきれいに保てるかどうかです。
条件を満たさない場合は再見積りの下取り価格が提示され、承諾すると差額の負担が発生します。画面を割ったまま2年を迎えると、ここで一気に崩れます。さらに、買い替えオプションを使うと新しい端末でまた分割がはじまるので、「3年で終わらせたい」という人には向きません。
発表後の値崩れは、どのくらいのペースで進むか
売却のタイミングも重要です。過去の傾向として、新モデル発表後に旧モデルの中古相場は10〜20%下落します。iPhone 14 Proの例では、発表後の2カ月で約1万5000〜2万円の下落が確認されています。
ここで多くの人がぶつかるのが、「機種変更する以上、新型が届くまで今の端末は手放せない」という現実です。売却を発表前に済ませるのは、予備機がないかぎり無理があります。
そこで現実的なのが、Apple Trade Inを使いつつ、発表直後の早い段階で注文してしまうという動き方です。中古買取店の価格は日々変動するのに対し、Apple Trade Inの下取り額は改定されるまで据え置かれます。8月6日に引き上げられたばかりのタイミングなので、この9万2000円という水準が動く前に注文を確定させるのが、現時点でもっとも読みやすい選択です。
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折りたたみiPhoneと2027年の20周年モデルは「待ち」なのか
初代折りたたみは、実験機の色が濃いモデルです
同時発表が見込まれる折りたたみiPhone(iPhone Fold/Ultraと呼ばれています)は、メイン約7.8インチ+サブ約5.5インチ、カラーはシルバーとダークブルーの2色が予想されています。価格は約37万〜40万円からという予想で、初期在庫も約1000万台に限られるとみられています。
さらに、Face IDではなくTouch IDになる、スペースの都合で望遠レンズが省かれるといった話も出ています。
40万円近く払って望遠がないのは、カメラ重視の人にはかなり厳しい条件です。初代であることも含め、実験的な性格の強いデバイスと考えたほうが安全です。
20周年モデルは、期待しすぎると裏切られるかもしれません
2027年は初代iPhone発売から20周年。完全フルスクリーン化、画面下Face ID、物理ボタン廃止、白飛びと黒つぶれを抑えるLOFICセンサー、エネルギー密度を大きく高めるシリコンアノード電池と、たしかに夢のある話が並びます。
ただし冷や水もかかっています。ディスプレイ分野の著名アナリストであるRoss Young氏は、20周年モデルも完全な全画面にはならず、中央にホールパンチ型の切り欠きが残ると予測しています。同氏は完全な全画面iPhoneの登場を2030年まで難しいとみており、価格も1000〜1399ドル程度への値上げが予想されています。1年待って、Dynamic Islandがホールパンチに変わっただけ、という結末も普通にありえるわけです。
用途別|結局どれを選ぶべきか
- 写真が趣味で、ボケや暗所撮影にこだわる人 → iPhone 18 Pro(可変絞りの搭載モデルを発表内容で確認してから)
- AIで仕事の時間を削りたい人 → iPhone 18 Pro。12GBメモリによる待ち時間の解消がいちばん効きます
- SNS用のスナップが中心で、AIはたまに使う程度の人 → iPhone 15 Proを継続。iOS 27対応で数年は戦えます
- 大画面で作業したい人 → 折りたたみiPhoneは初代なので、次世代まで待つのが無難です
- 少しでも高く現金化したい人 → 複数の買取店で査定を取る。機種変更が前提ならApple Trade Inの92,000円が読みやすい選択です
まとめ
ということで、iPhone 18 ProとiPhone 15 Proの比較を、スペックと買い方の両面から整理してきました。
iPhone 18 Proで本当に効くのは可変絞り(Pro非対応/Masのみの噂もあり・12GBメモリによるAI高速化・Dynamic Island縮小の3つで、可変絞りにはPro Max限定説が残っているため発表内容の確認は必須です。一方のiPhone 15 ProもiOS 27対応・Apple Intelligence対応で、まだ数年は現役でいられます。
買い方については、Apple Trade Inの最大92,000円が8月6日に引き上げられたばかりの水準で、中古相場は発表後2カ月で約1万5000〜2万円落ちる可能性があります。動くなら早めが有利です。ペイディ36回の買い替えオプションを狙うなら、24回目または25回目という条件と端末の状態管理がすべてになります。
筆者はというと、AIの待ち時間が消えるという1点にはかなり心を動かされました。
それでも今回はiPhone 15 Proを継続します。可変絞りにPro Max限定説が残っていること、手元の道具立てそのものを変える別の投資を優先したいこと、そして2027年の20周年モデルに資金を残しておきたいこと。この3つが理由です。
9月10日の発表は、その判断の答え合わせをする気持ちで見ることになりそうです。
ではでは...
🔗こちらもチェック:iPhone Duo・18 Pro・18 Pro Max発表|3モデルの違いをスペックで比較・整理してみた