J:COM TVで海外ドラマを見はじめてから10年以上。
今ではNetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスもあり、おもしろい作品に出会う機会が増えたものの、1回だけ視聴して見なくなった作品が多いのも事実。
ということで、現在J:COM TVで視聴している、もうすぐはじまる海外ドラマの中から、個人的におすすめの作品を順不同でピックアップしてみました。
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン18 / NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班 シーズン12
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班は、2003年にアメリカで(日本では2006年)放送がスタートした、アメリカ海軍が関わる事件を専門にNCISが捜査する犯罪捜査ドラマ。
ちなみに、NCIS(海軍犯罪捜査局)は架空の組織ではなく、アメリカ合衆国海軍省傘下の法執行機関として実在している。
これまでにシーズン17まで放送され、現在はFOXで最新のシーズン18が放送中。
NCIS特別捜査官/上級捜査官で現場対応チームを率いるリロイ・ジェスロ・ギブス(マーク・ハーモン)を中心に、特別捜査官/のマクギー、トーレス 、ビショップ 、特別捜査官のケイシー、検視官主任のジミーたちと共に難事件を解決していくストーリー。
この番組の魅力は、チームが一丸となる姿や家族を思いやるような愛情が大げさなシーンがなくてもセリフの中から感じ取れること。
事件を解決する目的は同じでも、他のアクション番組とは異なり、人を殺すシーンがほとんどないのも気に入っています。
ただ、シーズン18からは、あることを理由にギブスの立場がこれまでと一変。
ちょっと不思議な展開となっているが、ギブスはチームに復帰することができるのか、それとも自ら職を辞するのか?
すべてのシーズンをみてきた筆者にとっては不安が募るばかりの状態。
シーズン18は、10月19日(火) 22時〜の放送が最終回。
アメリカでは、最新作のシーズン19が9月から放送がはじまっているので日本での放送が待たれます。
また、シーズンを重ねてみていなくて、各シーズンごとに楽しめるので、FOXイッキ見サンデーDXでシーズン18の全話の視聴・録画はおすすめ。
10月31日(日) 昼12:00~夜9:00 第1話~第9話、11月7日(日) 昼12:00~夜7:00 第10話~第16話が放送されます。
NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班 シーズン12は現在、FOXで毎週水曜の22時〜放送。
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班のスピンオフとして、アメリカでは2009年(日本では2010年)から放送され、カレン、ハンナ、ケイジー、デュークスの4人がチームとなって事件に対峙。
タイトル通り、操作は極秘潜入捜査を行うことが多く、舞台がLAということもあってか、少しコミカルな展開もあり、NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班とは一線を画すストーリーが特徴となっている。
NCIS:LAの魅力は、捜査などで派手なアクション展開になることが多く見応えがあり、また、4人が兄弟のような絆で結ばれ、その深い関係性が心地よく爽やかに描かれているところ。
ときおり映るLAのビーチや街並みが楽しめるのも、アクセサリー的に楽しい。
シーズン12では、レギュラーキャストだった2人が降板するらしいので、どのような展開が起こるのか、まだ放送がはじまったばかりなので注意しながら見ていかないと。
ブラックリストシーズン8 / ブラックリスト シーズン1
ブラックリストは現在、スーパー!ドラマTVでファイナルとなるシーズン8が、AXNではシーズン1を放送。
番組の存在は、スーパー!ドラマTVで最新シーズンを独占日本初放送していたので知ってはいたものの、主人公レイモンド・“レッド”・レディントン(ジェームズ・スペイダー)の姿に興味がわかなかったのでスルー。
でも、たまたまシーズン4あたりから、ほかに見る番組がなくて“試しに見た”らとんでもなくおもしろかったのでレギュラー録画予約番組に。
ストーリーは、国際的な犯罪者であるレディントンが、免責と引き換えに自分の知る凶悪犯罪者の「ブラックリスト」を基にFBIに情報提供して事件を解決していく。
一方で、レディントンとFBI特別捜査官のエリザベス・"リズ"・キーン(メーガン・ブーン)との関係性や双方が抱く信頼や疑念などが交叉しながら物語が展開していく。
そして、シーズン7の最終話からレディントンとリズの関係が急展開。
正直、これまでとあまりにも異なる設定にリズが嫌いになってしまうこともありつつ楽しんでいますが、10月19日(火)22時〜の放送でシーズン8が最終回。
どんな結末を迎えるのか?
前述の通り、ブラックリストはシーズン4あたりから見はじめ、シーズン8がもうすぐ最終話。
そんなタイミングでAXNが、人気ドラマがラインナップされる“DORAMAX 11(23時〜24時)”でブラックリスト シーズン1の放送を開始。
シーズンを遡ることでわかるレギュラーキャストたちとの出会いや関係性に“そうだったのか”ということが多く、基本的に一話完結の展開なので、古い新しいに関係なく楽しめている。
スーパー!ドラマTVの公式サイトでは、ブラックリストの特別サイトが公開され、登場人物の相関関係やシーズンごとの展開、キャスト紹介など詳細な情報が掲載されているのでおすすめです。
クリミナル・マインド ファイナル・シーズン
FBIの行動分析課(BAU)のメンバーたちが、犯罪者の行動や心理を分析して事件を解決していくクリミナル・マインド。
いよいよシーズン15でその幕を閉じることになった。
いつごろから見はじめるようになったのか、シーズン1からコンプリートはしていないものの、シリアルキラー(連続殺人犯)という言葉を覚えたり、物語冒頭の著名人の名言が意外と刺さったりすることもしばしば。
犯罪者の心理を分析して事件を起こした要因やなぜ異常な行動に出たのか、人間の恐ろしさを垣間見れるのがクリミナル・マインドの魅力。
ただ、CSIのように全話を掘り起こしてみたときのように、シーズン1から見返そうと思わないのはキャストにあるような気がする。
FBIの特別捜査官であるDr.スペンサー・リード、ジェニファー・ジャロウ、デレク・モーガンはそれぞれのキャラクターが立っていておもしろいのだが、シーズン12までBAUを率いたスーツ姿で見た目がパッとしないアーロン・ホッチナーがいまひとつだったのだ。
とはいえ、シーズン12から復職したエミリー・プレンティスがBAUを率いるようになってからは興味が復活。
そして、遂にファイナルシーズンを迎えることになった。新たな敵を追い詰めるBAUの活躍もこれで見納めとなる。
レジデント 型破りな天才研修医 シーズン4
レジデント 型破りな天才研修医は、公式サイトに書かれているように、ジョージア州アトランタにある有名総合病院“チャステイン・パーク記念病院”を舞台に、現代医療の問題点や腐敗に切り込む野心的な内容が話題を呼んでいる注目の医療ドラマ。
救急・医療系の海外ドラマはここ数年でかなり見るようになった。
レジデント 型破りな天才研修医はそのなかでも、コンラッド・ホーキンス(マット・ズークリー)、ニコレット・“ニック”・ネヴィン(エミリー・ヴァンキャンプ)を中心とした医療チームが、どのような立場の患者でも知力と技術を尽くして最後まで対処する医師の姿を、煽ることなく自然に見せてくれるのが魅力。
対立軸として経営陣や高いスキルを持ちながらも腐敗した医師が登場するが、それらの人たちもコンラッドたちが医師として本来あるべき姿を示すことで心が動いていく。
これもまた見ていて心地よいというか、そこまで悪に染まる人はいないよねって、どこかで安心させてくれる。
シーズン4では、コロナ禍での難しい対応や病院の売却危機など、これまでにない展開にもなるが、コンラッドたちがいてくれさえすれば、なんとか解決してくれるはず。
9-1-1: LA救命最前線 シーズン4
毎回、「911」の緊急通報ダイヤルからはじまる、9-1-1: LA救命最前線。
事件や事故、自然災害に立ち向かうL.A.の救命オペレーター、消防士、警察官の姿を描く本作。
なかでも、命を預けて困難に立ち向かう現場で、消防チームの姿やメンバー同士が支え合う姿がとても好きだ。
シカゴ・ファイアも好きだが、そこまで強烈な個性や男臭さがなく、シカゴ PDやシカゴ・メッドのシカゴシリーズを合わせたような設定も、リアルな場面ではそうなんだろうなと言う気もするので見ていて楽しい。
NCIS:LAと同様に、舞台がLAということもあるのか、人種を越えて明るく笑顔が多い展開もほかの救急・医療系作品との違いが感じられる。
すでにシーズン5も決定しているらしいので、これからの展開も期待してしまう。
S.W.A.T. 4
クリミナル・マインドでデレク・モーガンを演じたシェマー・ムーア主演のS.W.A.T.。
1970年代に放送されたTVドラマ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリブート作品で、凶悪事件に立ち向かうロサンゼルス市警察所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.チームの活躍が描かれている。
シェマー・ムーアにそこまでのスター性は感じられないが、筋の通らないことが嫌いで自分を信じて突き進むキャラが気に入っている。
チームのメンバーには、白人・黒人・アジア系・女性・同性愛者と今の時代を意識した多様性のある設定。
敢えて言うとそうなるが、そんな設定を感じさせないストーリーに好感を感じるし、派手にバンバン撃ち合ったり、ドカンドカンと爆発することも少なく、チームの連携や的確な行動で事件を解決していく展開も好きだ。
オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル
番組タイトルの「All Rise!」とは、裁判が開廷の際に廷吏がかける号令、「起立」のこと。
地方検事代理から判事になったばかりの黒人女性ローラ・カーマイケルが、古くさい制度や体制を型破りな方法で少しずつ変革していき、判事として誰のために何をすべきか奮闘していく法廷ドラマ。
ローラ・カーマイケルを演じるシモーヌ・ミシックの強くもおちゃめなキャラは好印象。
地方検事時代の元同僚で親友でもあるマーク・キャラン(ウィルソン・ベセル )、ローラの司法補佐を務めるシェリ・カンスキー(ルーシー・アン・マイルズ)、公選弁護人のエミリー・ロペス(ジェシカ・カマチョ)ローラの法廷を担当する廷吏ルーク・ワトキンス(J・アレックス・ブリンソン)など脇役陣も、これからの展開に興味を湧かせるほどよいキャラが気に入っている。
「CSI: 科学捜査班」でキャサリン・ウィロウズを演じたマージ・ヘルゲンバーガーが大御所的にローラの上司判事で登場するのも見どころの1つ。
裁判所と法廷での展開がメインで、事件を追いかけることもなく、重くないヒューマンドラマが2話連続で放送されるのでサクッと見られるのも良い感じだ。
また、コロナ禍で撮影が続行できないころ、プライムタイムで放送されているどの番組よりも早く、完全リモート撮影で作品を制作。
パンデミックと司法制度への影響をテーマにした内容で、シーズン1のフィナーレを飾ることになったという。
とりあえず、シーズン3まであるようなので、ローラの人間性溢れる姿を楽しんでみたい。
マニフェスト シーズン3
マニフェストのストーリーを説明するのは複雑で難しい。
でも、その難しさがあるがゆえに、各話で謎が紐解かれていき、少しずつ見えていく真実の粒が次第に大きくなっていく展開がおもしろい。
スーパー!ドラマTVが独占日本初放送で、11月30日(火)22時からスタートする。
アブセンシア~FBIの疑心~シーズン2
連続殺人事件の捜査中に行方不明になったFBIの女性捜査官エミリーが6年後に瀕死の状態で救助され、その後、自分を監禁した犯人と対決することになったシーズン1。
シーズン2では、事件の共犯者の存在を疑い調査を続けるらしい。
全10話の物語は、11月4日(木)11時〜はじまる。
NCIS: ニューオーリンズ ファイナル・シーズン
NCIS ~ネイビー犯罪捜査班のスピンオフとして誕生したNCIS:ニューオーリンズがいよいよファイナルに。
ドウェイン・"キング"・プライド(スコット・バクラ)が率いるチームがニューオーリンズの街を守るために活躍する姿は、本家のNCIS ~ネイビー犯罪捜査班よりは緩く、NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班よりは田舎くさく、泥臭い人間模様もあったりするのも好きなところ。
Boom boom boom boomという低い声ではじまる番組のオープニング、ジャズの発祥の地とされるニューオリンズならではの音楽や演奏がエンディング、場面展開でときおり奏でられるのも魅力的だ。
放送はスーパー!ドラマTVが独占日本初放送で、12月24日(金)の22時にスタート。
Source: J:COM TV, FOX, AXN, スーパー!ドラマTV